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どこまで進む、言葉狩り

1d32c97d.jpg 今朝のフジテレビの「とくダネ」。例の一家5人無理心中と思われる事件を報道していたが、レポーターが、「犯人と思われる男性は、母親の『認知症』に悩んでいた」と言ったとき。すかさず小倉さんは言った。「『認知症』って『痴呆症』のことでしょう?」

 前に、テレビの制作会社に勤める知人に話を聞いたとき、CSなどで昔のアニメの再放送をしているが、番組の最後には、「これは○○年の作品です。一部、不適切な表現もありますが、制作者の意思を尊重し、そのまま放映しました」みたいなテロップを入れないと、今の時代、うかつに放送ができないのだそうだ。

 理由は、今の放送コードに触れる言葉が頻繁に使われているから。冒頭の「痴呆症」もそうだろう。放送禁止用語ではないが、不適切な用語という位置付けのため「認知症」を使うレポーター。しかし、「それでは視聴者がわからない」ととっさに判断した小倉さんが、不適切なことを承知で「痴呆症」と言い換えたわけだ。

 美しい言葉だが意味がわからない「認知症」。差別的なニュアンスが感じられるが、幅広く使われてきた「痴呆症」。どちらがより適切な表現なのか。この件に関しては、「痴呆症」という不適切な用語が今まで使われてきた意識の低さに確かに問題はあるが、それ以上に問題なのは、その代替語である「認知症」では意味が伝わらないことではないだろうか。

 さらに、最近では「ぼける」ことを「天使になる」と言うそうだが本当ですか、みなさん?(苦笑)。

 一昨年の秋。ボクが会話の中で「精神分裂病」という言葉を使ったら、一緒に食事をしていた友人が、「あ、今の言葉、NG。これからは、『精神統合失調症』って言わなければダメよ」と言われた。

「せーしんとーごーしっちょーしょー? 何? それ?」
「精神の統合が失調してるってこと」

「んなことはわかってる! なぜ精神分裂病ではダメなの?」
「差別用語だからよ」

「分裂はダメで、統合失調はいいわけ?」
「そうよ」( ̄- ̄)

「・・・」 _| ̄|○

 昔当たり前のように使われた共通一次試験の「足切り」。不完全を意味する「片手落ち」。こうしたことばは、障害を負った方への配慮に欠けるということで、今では不適切用語になっている。

 このレベルになると、言われて初めて「あ、確かに不適切な言葉だな。気を付けなければいけないな」と感じるが、「ぼけること」は「天使になった」と言いましょう、と言われて、みなさん、素直に「はい、わかりました」と言えるだろうか。

 言われて傷つく方がいる以上、ことばもより洗練されていく必要はあるだろうが、「あれもダメ、これもダメ」。これでは単なる言葉狩りではないか?

 ちなみに、「肌色」も不適切用語である。これは、ボクが絵本『クワガタと少年』を書いたときに「肌色」という表現を使ったが、「ベージュ」に修正させられた。

 理由は、肌色というのは、東洋人のみに当てはまる言葉で、白人にとっての肌色は「白」、黒人にとっての肌色は「黒」。それを「黄色」と決め付けるのは、東洋人至上主義であり、他の人種に対する差別だからだ。

 こんな、説明をされなければわからないような言葉まで差別用語にされてしまって、ボクたちは、これからどうやって言葉を選別していけばいいのか。もちろん、「肌色」を使ったボクに、差別の意識など一片のかけらもないし、ボクは東洋人至上主義者でもない。

 将棋連盟は、「将棋のイメージを損なう」ということで、「将棋倒し」ということばの廃止を求めているそうだ。でも、みなさん、子どもの頃、将棋倒しで遊びましたよね。別にイメージが損なうとは思えませんが。

 言葉狩りについて考察していたら、昔、知力・体力が衰えていくことを「老人力がつく」という言葉に置き換えようという運動がありましたが、「母さん、あの老人力、どこへ行ってしまったんでしょう?」(遠いまなざし)

 さて、今日は、執筆中の本のCD-ROMに収録するマクロの動作検証が主な仕事。また、ライブドアのニッポン放送の株式取得に関して、ある高名な評論家と議論をする機会が設けられる可能性があり、自分の意見をA4、7枚にまとめて、その評論家に届けていただいた。

 夜は、近所の定食屋でビーフカレー。

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 そうそう。昨日のクイズ。

ドラえもんの好物はドラ焼きですが、ドラえもんが好きなのは「あんこ」よりも「皮」だと言う人がいます。その根拠は?

 これは、『Excel VBAに恋をした!?』の中で、デートの時にヒロインの遥が主人公のゆたかに出題しているクイズです。
 今、こんなプレゼント企画をやっていますので、正解は、企画が終わったら発表します。
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ドラえもんが好きなのは「あんこ」よりも「皮」だと言う根拠は?という問題、 Excel VBAに恋をした!?―新人ゆたかのマクロ奮闘記 にその答えが載ってたなんて!大村あつしさんのブログ 大村あつしの ボクは不死鳥 2005年03月01日 を読んで初めて気づきました。 あわてて これは言葉の問題ではなくて、国民性の違いとゆーか、習慣とゆーか、 仮に中国語で会話したとしても同じ結果になったと思います(^^;) これくらいの事、すべて”没問題”ですまされる問題です(笑) あ~でも言葉できない方がいいかもですよ~言葉できるとね、お金儲け の話しに絶対なっちゃうからリラックスできません(笑) [詳しくはこちら]

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