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クイズ番組、やはり演出か

 今日、気分転換に、コクーンに録りためておいたクイズ番組『ヘキサゴン』を見ていて気付いた。

 ヘキサゴンのルールを説明するのはちょっと面倒なので、ものすごく簡略化すると、「新橋サラリーマン」「丸の内OL」「東大生」「渋谷・池袋女子高生」「有名進学塾小学生」という列があって、各5枚ずつ難易度によって、計25枚のパネルがある。

 要するに、新橋のサラリーマンが8%しか正解できなかった問題とか、東大生が70%正解した問題、のように、問題の傾向と難易度が25に分類されていて、6名のゲストが任意の1枚を選びながら番組は進行していく。

 しかし、この25問の中には、毎回、必ず1問、「タイアップクイズ」が隠されている。たとえば、フジテレビが共同で興行している「カンフーハッスル」に関するクイズだったり、明らかに高いギャラを払って出演してくれたタレントが出すクイズなど。

 テレビ局としては、絶対に、このクイズが隠されたパネルが開いてもらわないと困るわけだ。そして、たいてい、こうしたタイアップクイズは、番組がスタートして3~5問目くらいに出題される。

 ということは、一見、出演者がランダムにパネルを選んでいるようだが、「何問目に、誰が、どのパネルを開く」と前もって決めておかなければ、絶対に流れなければならないタイアップクイズが、別の意味で流れてしまう。

 このパネルの選び方というのは、ヘキサゴンで勝つためには非常に重要なのだが、なんと、そのパネルの選び方が、ある程度、演出として出演者に指示されているということになる。

 この裏事情に気づいてしまったら、なにか、今ひとつ、このヘキサゴンがつまらなくなってしまった。もちろん、真剣勝負の番組であることは間違いないのだが、やはり、演出のないクイズ番組など存在しないということだ。

 今では有名な話だが、昔の人気番組である「クイズダービー」も、解答者は答えを教えてもらっていたという。特に、抜群の正解率を誇るはらたいらとか、3択問題なら「3択の女王、竹下景子」に、前もって教えておくわけだ。そして、篠原教授には何も教えない。

 しかし、これも当たり前である。番組を通して、誰も正解できなかったら、全員の掛け金は減る一方で、番組として成立しないからだ。これも、「やらせ」ではなく「演出」である。

 もう一度言う。「演出のないクイズ番組など存在しない」