私が2006年の初めの1冊に選んだのは
『プレジデントビジョン 起業への情熱』
株式会社ライブレボリューション・増永寛之著
アーク出版
⇒ http://tinyurl.com/aywpf
でした。
この選択自体は「偶然」ですが、読み終えた今、これまでに感じたことのないほどの熱いパッションに包まれている自分がいる。この現実は「必然」です。
かの名将、野村克也氏。
彼は、「勝利の理由はその時々だが、敗北の理由は明快かつシンプル」と語っていますが、興味深いのは、本書に登場する8人の起業家が語る「勝利の理由」がみな個性的であることです。
ある社長は、「創業はしたものの、やりたいことが多すぎて1つに絞れなかった」と語っています。
しかし、別の社長は、「目的を持って創業した」と語っています。
また、大切なのは「理念」と語る社長もいれば、「行動」と語る社長、「意地」と語る社長もいます。
そうです。十人十色ならぬ八人八色なのです。
これが何を意味するのか?
私は、
「成功するための法則は決して1つではない。志す人の数だけ成功法則があり、だからこそ誰にでも成功の可能性がある」
という成功者、そして著者からのメッセージと受け止めました。
また、八人八色であるにも関わらず、すべての成功者に共通している2つの事柄が発見できたのも大きな収穫です。
1つは、どの社長も自分のビジネスに対して飽くなき「情熱」を持っていること。もう1つは、どの社長も自分に対してとても「謙虚」であることです。
単月度黒字を計上しただけで自分が神であるかのように「悟り」を語る社長が少なくない中で、8人もの社長が謙虚に思想を語っている対談本。
こんな本にはこれまでお目にかかったことがありません。
この「奇跡の産物」とも言うべき対談を目の当たりにすれば、
「謙虚な姿勢。そして飽くなき情熱とビジョン。この3つがあれば自分にもできる!」
そんなモチベーションの高まりを抑えきれなくなるのも「必然」ではないでしょうか。
さらに付け加えるなら、冗長になりがちなインタビューという素材を良質な読み物に昇華させている編著の増永さんの筆致。
これも特筆に値します。
ぐいぐいと引き込まれ、時間の経つのも忘れてその世界に没頭してしまいます。
特に、増永さんが発する一言・・・
「景気は循環する」
これには背筋がぞくっとしました。
私は、「事象の螺旋的発展」を説くヘーゲルの弁証法を想起させられました。
長くて短いこの10年、ドッグイヤーからマウスイヤーへと変貌を遂げたこの10年の歴史が体感できる貴重な1冊です。
IT業界の方であれば、たとえばネットエイジの西川さんが語っている「起業家志望の学生が一人で始めたのがFreeML」という一文から、次に登場するのがGMOインターネットの熊谷さんという数珠繋ぎの人間模様が存分に楽しめることでしょう。
その他、チャプター間に登場する増永さんのコラムは、非常に含蓄に富んでいて、本当はここで感想を書きたいのですが、それではみなさまの楽しみを奪ってしまいますので、ぐっと我慢します(笑)
私は、訳あって自分の創業会社の社長の座を失った人間です。
しかし、そうした経験をしていない方でも、本書には、心の底より感銘を受けることでしょう。
ノンフィクションは、やはり迫力が違います。
そして、まえがきからコラムまで一切手抜きなしのコンテンツ。
さらには、注釈用の余白をお洒落に作り、ポイントは太字の大文字にして、かつ、本文に溶け込ませる贅沢かつセンスに富んだ誌面デザイン。
これならば、あの村上龍氏が帯に推薦文を寄せるのも大納得ですね。
そうなのです。
本書は、あの村上龍氏お勧めの1冊なのです。
働く者すべてのバイブルになる。
本書はそんな魅力に溢れています。
もう一度、増永さんのことばを引用します。
「景気は循環する」
景気が回復に向かっている2006年。
この年が、みなさまにとっての大きな飛躍の年となるように、本書はその背中を押してくれることでしょう。
新年早々、文句なしの良著に出会えて、私の心は大きな充足感に満ちています。
※アナウンス※
本書は、1月12日-13日にアマゾンキャンペーンが開催されます。
メルマガ「プレジデントビジョン」のサイトに行き、そこに表示されているリンクからプレビの本を買うと、特典がもらえます。
http://www.president-vision.com/pvbook/pvbook_1.php
すでに所有している私ですが、この特典は非常に魅力的ですので、友人にプレゼントするために12日にもう1冊購入します。
プレジデントビジョンのサイト
⇒ http://www.president-vision.com/
増永さんの個人ブログ
⇒ http://www.president-blog.com/
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さて、書評に続いて、私の本日の行動を少しご紹介します。
本日は、PHPさんと打ち合わせでした。
かなり深いところまでお話をさせていただきました。
具体的に、企画をどのように落とし込んでいくか、執筆の開始日はいつかなどは未定ですが、非常に有意義なお話ができて喜んでいます。
いずれにしましても、次回作をどの出版社さまでお世話になるにせよ、『人生は数式で考えるとうまくいく』の売れ行きで、先方のご提示なさる条件も変わってきますので、もう一踏ん張り、『人生数式』の販促も継続して頑張りたいと思います。
あの南海キャンデ○ーズも、漫才書評をくださったことですし(笑) → こちら