聞いちゃったインサイダー
村上ファンドの村上氏の逮捕直前の異例の雄弁な記者会見。
「あなた、宮内さんから聞いたでしょう? って言われると、聞いちゃっているんですよね。証券のプロ中のプロとしてはミステーク」
この発言が波紋を呼んでいますが、実は、この記者会見を見たときに、
「うわ、この人、嘘つきだな。これは、地検は怒るぞ」
と思ったら案の定。
では、なぜ、ボクがそう思ったのか。
実は、前にブログでご紹介したこの本に、すべてが書いてあるんです。
『ヒルズ黙示録―検証・ライブドア』
大鹿靖明 (著)
朝日新聞社
抱えてしまったニッポン放送株の売り抜けに苦慮した村上氏がライブドアをたきつけて、大半は、例の時間外取引でライブドアに売却しましたが、キャスティングボードを握りながら株価を釣り上げ、最後には約束を反故にして、村上氏は、残りの株はライブドアに売らずに市場で売却したことや、その間にも、フジテレビにも話を持ちかけている、両天秤にかけるその如才のなさが克明に描かれています。
そうなのです。
今回の一件は、裏切られたライブドアと地検の司法取引のようなモノがあったと見るのが正しいでしょう。
村上氏は、「企業価値のため」を大義名分にしていますが、高値で売り抜けることしか考えていない事が、本書を読めば明らかになります。
そして、この両天秤作戦を、実は、楽天とTBSにも仕掛けているのです。
楽天 VS TBSが今後どうなるのかも、本書を読めば想像がつきますよ。
ということで、再度のお勧めです!
『ヒルズ黙示録―検証・ライブドア』
大鹿靖明 (著)
朝日新聞社
