サラリーマンの給料はなぜ生活費に消えてしまうのか?(9)
義務教育がひた隠す目からウロコの危険な経済学
第9話
エピソード2
彼は、なぜパンとマフラーの交換を拒否したのか?(2)
ここに、外国語をマスターしようとしている二人の女性がいる。
英語をマスターしようとしている「エイ子」さん。
フランス語をマスターしようとしている「フラ子」さん。
二人は、三年間、一日も休まずに勉強に勤しみ、結果として二人ともネイティブ並みの語学力を習得することができた。
では、ここでみなさんに質問したい。
「エイ子さんは三年間も勉強したのに、なぜフランス語が話せないのでしょうか?」
こんなことを聞くと、読者のみなさんに叱られそうである。
「エイ子さんが勉強したのは英語でしょう。だからフランス語が話せなくても当然じゃないですか!」
ごもっともである。
「三年間、勉強した」というのは勉強の「量」である。しかし、勉強の「目的」は「英語」であった。だから、エイ子さんは英語は話せてもフランス語は話せない。
しかし、この「ごもっともなこと」が、「勉強」ではなく「労働」にも当てはまる、と言うと、「え? それはどういうこと?」と、ちょっと焦り始める人もいるのではないか。
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