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「篤」が「あつし」に変わるまで(39)

< 第1話 からお読みください >

主要登場人物・団体

●僕・・・この物語の主人公。わたくし、大村あつしのこと。
●エーアイ出版・・・僕がデビューを果たした出版社。もちろん実在する。

Episode 39

- エピローグ -

随分と長く続けてきたこの『自伝』も、そろそろ終わりに近付いてきた。

僕は、かなり昔になるが、あるサイトで「本と書店と車と涙」というエッセイを寄稿した。

ついに発売された処女作、

『Excel95で作るVBAアプリケーション(VBAで作る販売管理システム)』

このときの僕の浮かれぶりは、この「本と書店と車と涙」をお読みいただければ、おわかりいただけることと思う。

このエッセイは、後日、番外編として紹介させていただくこととして・・・

今でこそ、個人でホームページを運営したりメールマガジンを発行していたらそれが編集者の目にとまって、いきなり書籍デビュー、なんて話もあるようだが、インターネットのなかった当時は、雑誌で記事執筆を経験してから書籍デビューというレールがあった。

そう考えると、いきなり書籍デビューを果たした僕の経緯は極めて珍しいと言える。

しかも、そのデビュー作は、当時のExcel VBA人口を考えると出来過ぎ、とも言える2万部を売り上げ、7刷まで版を伸ばした。

不運の連続のように思われた半年間であったが、実は、そのすべてが土壇場の逆転劇を生む下地であった。

本当に感慨深い半年間・・・

この時に僕が学んだのは、不運や不幸を嘆き悲しむのは仕方のないことだが、絶対にやけになったり、あきらめてはいけないということだ。

「神様は、乗り越えられない試練は与えない」という。
そう、そのときは不幸だと感じても、乗り越えたときに、実はそれが幸運へのプロローグだったことに気付く。

人生、そんなことも少なくないのではないかと思う。

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