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「UDON」を見ました

これは面白い!
笑えて泣ける、かなりの傑作です!

ボクがこれまで、50人以上の人に「似てる」と言われ続けている(笑)ユースケ・サンタマリア主演の映画です。

映画でも小説でも、傑作と言われるものは、通常、2つ以上のテーマを見事に融合しているものです。
「アメリカン・ドリーム」と「純愛」が融合した「ROCKY」など、その代表作でしょう。

「UDON」のテーマは3つ

・「ブーム」と「本物」の違いは何か?
・人間はなんのために生きているのか?
・親子愛

香川県の片田舎の製麺所を継ぐのがイヤで、「世界中を笑わせてやる」とコメディアンを目指してニューヨークに単身渡った主人公が、夢を断念して実家に戻るところから物語は始まります。

そして、こんなノリですから、偶然が重なって「うどん」を取り上げたタウン情報誌を売るために、奇抜なアイデアを思いつき、やがては、讃岐うどんが全県、そして全国的なブームとなります。

しかし、祭りには終わりがやってきます。
所詮は「ブーム」ですから。

ここで映画が終わるのかなと思いきや(ここまででも十分過ぎるくらい面白い。爆笑の連続です)、物語は「祭りの後」に移ります。

ここで、人間の存在意義や親子愛が描かれ、思わず涙腺が緩みます。

「人を笑わせるのは難しい」とニューヨークで夢破れた息子に、父親が「笑わすなんて簡単。おいしいうどんを食べさせればいい」

うーん。
含蓄に富んだセリフですね。

人間は、他人の幸せにどれだけ寄与できるか。
ニューヨークだろうと香川県だろうと、世界的なコメディアンだろうと学校給食用に麺を作っている職人だろうと、一体、人間の価値や人生の尊さは何で決まるのか

物語は一息付いた後に核心に入り、感動的な結末を迎えます。

いや、傑作です!