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『チーム・バチスタの栄光』を読みました

筆者は現役の医師。

ですから、いわゆる「評論家」に言わせれば、文章は上手ではないでしょう。
体言止めの連発。
「体言止めは脚本の書き方で、小説ではご法度」とまで言われるのですが、ボクも体言止めはよく使います。

ですから、この文章力でも、「このミステリーがすごい」で大賞を受賞したこの作品は、ボクの溜飲を下げてくれました。

読み手としては痛快なエンターテイメントで面白いのですが、書き手としては、これは相当な医学の知識、また、大学病院での勤務体験がなければ書けない本で、当たり前ですが、ボクが一生書けるような代物ではありません。

偉い「先生」になると、「ゴルゴ13」のさいとうたかおプロダクションのように、リサーチしてくれる人がいるので、作家は、それを小説に落とし込む作業だけでいいのですが、一人で細々とやっているボクは、まだまだ、自分の経験の中で頑張っていくしかないですね。

ただ、ボクの唯一の強みは、すでに経験した年齢の気持ちになって文章が書けることでしょうか。
また、なぜか、女性の気持ちでも文章が書けます。

これは、『エブリ リトル シング1』の「彼女はいつもハーティーに」をお読みいただければご理解いただけると思います。

また、いつでも昔に戻れる、という点は、『エブリ リトル シング2.0』の「恋することのもどかしさ」をお読みいただければご理解いただけると思います。

今後の課題は、自分がまだ経験していない年齢の人をどう描くか。
その実力をつけることでしょうか。