最愛の娘の結婚式

最近、
「ねえ、自分の作品が舞台になるってどんな気持ち?」
とよく聞かれます。
これは難しいというか、感情の変化がありますので一概に言えませんが、たとえて言うならば、現在は
「娘の結婚式を待つ父親の気持ち」
でしょうか。
『エブリ リトル シング』という小説は、大村あつし自身であることは言うまでもありません。
そして、舞台化のオファーをいただいたときは、ボクは男ですが、赤ちゃんを出産したような気持ちでした。
『エブリ リトル シング』、すなわち「大村あつし」の遺伝子を継いだ「新しい生命」の誕生です。
そして、脚本をチェックしたり、キャスティングのお話などをしている間は、その「新しい生命」を育てていた育児期間、と言えるでしょう。
しかし、いつまでも子どもなわけではありません。
日、一日と成長していき、やがては、大勢のお客様の前で演じられる時が来るのです。
今は、「その時」を待つ、すなわち、愛する娘がお披露目される日が近づいているな~、という感じでしょうか。
自分が舞台に立つわけではないのですが、正直、緊張しますね。
どうでしょうか。
恐らく、自分の作品が舞台化された経験を持つ他の作家さんも同じような気持ちだったのではないでしょうか。
