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無限ループ ~右へいくほどゼロになる~
アマゾンで6度目の1位獲得!(ミステリー部門)


金を増やすなどたやすいことだ
ただ、怒ればいい

物語とタイトルが一致したときに押し寄せる戦慄と感動

スピードとどんでん返しの連続が魅力の傑作ミステリー


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あらすじ

 深夜の新宿・歌舞伎町。突然の雨を避けるために古びたビルに逃げ込んだ平凡なサラリーマンの西城誠二は、びしょ濡れのセーラー服を気にすることもなく雨宿りをしていた摩訶不思議な美人女子高生のヨーコから、全財産をはたいて奇妙な買い物をする羽目になる。


 誠二が部屋に戻ると、押入れには銀色に輝く箱が取り付けられていた。誠二が、日頃から恨んでいる上司の顔を思い浮かべながら箱に手を置くと、箱の液晶パネルには怒り度を示す「90」の数字が表示され、上司の全財産の90パーセントに相当する現金が彼の押入れに現れた。


 誠二は嬉々としながらその箱を「シルバーボックス」と名付ける一方で、軽い自責の念に駆られる。はたして、煙のごとく金が消えた上司はどうなるのか?


 その後、ずっと想い続けていた社内のセックスシンボルである経理の麗子の下劣な秘密を知ってしまった誠二は、シルバーボックスの次の獲物を麗子に定める。


 貧しくともまじめに働くことだけが取り柄だった誠二だが、身近な連中を相手に怒っても大金は手にできないことに気付く。金持ち相手に本気で怒ってこそ莫大な財産が転がり込んでくるのだ。結果、誠二の興味は、「いかに働くか」ではなく「いかに怒るか」に変容していく。


 夜の銀座で、連夜、金持ちを物色する誠二。しかし、彼を待ち受けていたのは狂乱の一語に尽きる世界であった。そして現れる運命の女。さらには母親の病。


 誠二が見た「無限ループ」とは一体何か?


 そして、シルバーボックスを売った女子高生、ヨーコの「右へいくほどゼロになる」の予言が意味するところとは?


 圧倒的なスピード感と予期せぬストーリー展開。そして、ミステリアスでありながらも感涙必至のエンディングが魅力の傑作長編小説。